【26年1/7】EVバブル崩壊?フォード・トヨタの販売実績が示す「ガソリン車・HV車」の大逆転。急速なEV化を果たした東南アジアに潜む地雷と商機
2026年1月現在、世界の自動車産業は「EV一辺倒」の幻想から完全に脱却し、【マルチパスウェイ(全方位)戦略】への劇的な揺り戻しが起きています。
かつてメディアが騒ぎ立てた「2030年までの完全EV化」という目標は次々と撤回され、代わって主役に返り咲いたのは、日本メーカーが磨き続けてきたハイブリッド車(HV)と、実用性の高いガソリン車でした。
米フォードが発表した最新の2025年実績、そしてトヨタが証明した「戦略の正当性」から、現在の自動車市場で何が起きているのか。東南アジア市場に潜む【巨大な地雷】の正体とともに、徹底的にデータ分析します。
ここがポイント👇
ポイント1️⃣
米フォードの2025年販売台数は【約6%増】を記録。その原動力はEVではなく、22%弱伸びた【ハイブリッド車】と、実力派ピックアップトラック【マーベリック】でした。
ポイント2️⃣
EV市場に漂う「斜陽感」の正体は、物理的な限界です。【タイヤ摩耗がガソリン車の数倍】という維持費の増大、そして【中古価格の暴落】が、消費者を現実的なHV・ガソリン車へ引き戻しています。
ポイント3️⃣
東南アジアで急増した中国製EVは、今まさに【巨大な地雷】となりつつあります。高温多湿によるバッテリー劣化とリセールバリューの崩壊は、近いうちに「復興需要」ならぬ「買い替え特需」という名のビジネスチャンスを生む可能性があります。
📊 フォードの2025年実績:データが物語る「実需」の正体
2026年1月6日、米フォード・モーターが発表した2025年の米国新車販売台数は、市場の予測を裏付ける象徴的な内容となりました。
【過去最高】を更新したハイブリッド車
- 【年間販売台数】:220万4124台(前年比約6%増)
- 【HV販売】:22万8072台(前年比22%弱の伸び)
- 【マーベリックの躍進】:価格訴求力に優れたピックアップトラック「マーベリック」は約18%増の15万5051台を記録。
同社のガソリン車・EV事業責任者アンドルー・フリック氏が【「市場での価格訴求への対応で非常に大きな意味があった」】と手応えを示した通り、消費者は「環境性能」よりも「コストパフォーマンスと信頼性」を明確に選択しています。
【195億ドルの巨額損失】とEV戦略の後退
一方で、EV事業は厳しい現実に直面しています。フォードは昨年12月、EV関連で【195億ドル(約3兆円超)】の評価損を計上しました。トランプ政権による【7,500ドルの税額控除廃止】という政治的逆風も重なり、複数のEVモデルの開発・生産が打ち切られています。
🏗️ 物理的限界と「インフラの壁」:EVからユーザーが逃げ出す理由
2026年現在、EVの普及が進んだことで、ガソリン車では見られなかった物理的な維持コストの問題がデータとして露呈しています。
1. 【重量問題】によるタイヤ寿命の短縮
EVはバッテリー重量により車重がガソリン車より約20〜30%重いため、タイヤの摩耗が非常に早いことが判明しました。
【「2万キロ程度で交換が必要な例」】も報告されており、高価なEV専用タイヤの維持費がユーザーの家計を圧迫しています。
2. 【リセールバリュー】の暴落
2025年の米中古車市場では、EVの下取り価格がガソリン車に比べて極端に低いことが問題視されました。技術革新の速さがアダとなり、【「数年前のモデルが旧式化する」】というスマホのような資産価値の目減りが、賢い消費者たちのEV離れを加速させています。
3. 【充電疲れ】と電力網の負荷
公共充電器の故障率の高さに加え、急速な普及による電力供給網の限界から、地域によっては電力料金が高騰。結果として【「走行コストがガソリン車と変わらない」】という逆転現象が起きています。2025年の調査では、一度EVを購入したユーザーの約2割から3割が「次はHVかガソリン車に戻る」と回答しています。
トヨタの「全方位戦略」が業界のスタンダードへ
世界中が2025年の総括として報じたのは、【「トヨタの戦略が正しかった」】という事実です。
利益率で見せる「HV最強時代」
トヨタは2025年、ハイブリッド車の世界販売台数で過去最高を記録。2026年3月期の純利益見通しを【2兆9300億円】へと上方修正しました。
- 【円安と原価改善】:関税の影響を約1.4兆円と見積もりつつも、高付加価値車の販売増で補う強固な構造。
- 【次世代エンジンの発表】:マツダ・スバルと共同開発した、電動化前提の超小型・高効率エンジンが2026年モデルから搭載され、【「進化系ガソリン車」】として新たな需要を掘り起こしています。
🌏 東南アジア市場に潜む「EV地雷」という名のビジネスチャンス
タイ、ベトナム、ラオスといった東南アジア諸国では、中国メーカーによる低価格EVの大量投入で、ここ数年普及が加速しました。しかし、2026年現在、そこには巨大な【地雷】が顕在化しつつあります。
急速普及の裏にあるリスク
- 【環境ストレス】:高温多湿な環境下でのバッテリー劣化速度は予想を上回り、車体価格の3〜5割を占める交換費用の高さが社会問題化しています。
- 【過度な値引き競争】:新車時の投げ売りが、中古価格をさらに押し下げる負のループを生んでいます。
これらは一見リスクですが、ビジネスの視点で見れば、数年後に発生する【「HV・ガソリン車への買い替え需要」】という巨大なマーケットが約束されていることを意味します。
Voice of Menの見方💪
💥 「理想」が「現実」に屈した2026年。勝機は常に「実需」の中にしかない
自動車産業のトレンドを見て、我々ビジネスパーソンが学ぶべきは【「市場のリアリズム」】です。
数年前まで、世界中のメディアや一部の政治勢力は「EVこそが唯一の正解」であるかのように振る舞いました。しかし、2026年のデータが示したのは、消費者は補助金や綺麗事ではなく、【維持費、リセールバリュー、利便性】という極めて現実的な指標で動くという真理です。
🚀 「全方位戦略」がもたらす投資的視点
トヨタやフォードが証明したのは、一つの技術にオールインする危うさです。
EV市場が「踊り場」を迎えた今、これまでの投資をHVや高効率エンジンに振り向けている日本企業の【「稼ぐ力」】は、今後さらに際立ってくるでしょう。
📉 東南アジアの「地雷」をどう見るか
タイやベトナムで起きている中国製EVの普及と、それに伴うトラブル。これは、ビジネスにおける【「先行者利益の罠」】の典型例です。安さと補助金で普及したプロダクトが、物理的限界(バッテリー寿命やタイヤ摩耗)に直面したとき、市場は必ず「信頼」という名の揺り戻しを求めます。
そこに、日本メーカーが長年培ってきた「壊れない」「資産価値が落ちない」というブランドが再び刺さるチャンスが生まれます。
結局、人は最後には【「確かなもの」】にお金を払います。
EVを否定する必要はありませんが、ビジネスにおいては「一つの潮流がすべてを塗り替える」という過激な言説を疑い、フォードやトヨタのような【現実的な実需】を追いかけ続ける者が、最終的な勝者となるのです。
流行に踊らされるな。データを直視し、市場が本当に求めている「価値」に投資しよう!
📝 編集部より
Voice of Menでは、表面的な流行に惑わされず、データに基づいた「稼ぐための洞察」を配信しています。
今回のガソリン車・HVの逆転劇は、日本のモノづくりが再び世界を席巻する号砲かもしれません。
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